2014年10月23日木曜日

私たちのゼミ合宿を紹介します!
〜加藤ゼミ in網代 2泊3日~

加藤ゼミゼミ合宿 網代
(一番左が内藤君、お隣が佐々木君)

 
 
みなさんこんにちは。昨日から寒いですね。
つい2週間前まで台風の話題だったのがウソのようですが、今日は二十四節気(にじゅうしせっき)の「霜降(そうこう…霜が降りるころという意味)」ということです。風邪などひかないように気をつけてくださいね。
 
 
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 さて、今日は「私たちのゼミ合宿シリーズ」第4弾!加藤 一彦ゼミの登場です。
 
加藤先生は以前にもブログにご協力いただき、タイムリーな社会問題を解説してくれました。
 
時事ネタを分かりやすく解説してくださったことから、非常にアクセス数の多い記事でした。
 
 
 
 
 過去のブログにも書きましたが、加藤ゼミの学生が夜遅くまで図書館で学習しているのは有名です。また、ゼミを卒業した多くの4年生が、「卒業研究」を書き上げます。そんな頑張り屋の集まる加藤ゼミのゼミ合宿を、今回はゼミ生の佐々木君と内藤君がレポートしてくれました。ではどうぞ!
 
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自己紹介 僕たちは憲法の加藤ゼミに所属している現代法学部の佐々木と内藤です。最後まで見ていただければ幸いです。
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ゼミの紹介 加藤ゼミは憲法をより深く勉強するために、
 
去年は人権、今年は統治
 
と一年毎にテーマを分けて各自が興味あるところを自分で調べて報告します。
 
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「人権」「統治」といってもみなさんピンとこないかもしれないので少―しだけ説明します。
人権とは人間が人間として、生まれながらに持っているとされる生命・財産・その他多くの権利であり、この権利はどんな権力にも奪われることはありません。しかし、人権は誰もが持っているため、生活の中で必ず、国家と人、人と人との間で衝突が起こります。そのため、憲法の人権の分野では国家と人、人と人の対立をどのように調整すべきかについて学習します。
憲法において統治の分野はより良い国家を運営するための土台の部分です。国家を運営するには力(国家権力)が必要ですが、その力が悪用されないために、力の性質に応じて立法(国会)・行政(内閣)・司法(裁判所)の三つに分かれます。この様に力を分けることによって、国民の権利・自由を守ることができます。また、統治の分野では憲法9条などの平和主義や地方自治についても扱います。
 
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前期では国会の分野では選挙における投票価値の平等国民投票の是非、衆議院と参議院の選挙における相違、条約の国会承認権を報告しました。内閣の分野では議院内閣制について、司法の分野では裁判官の市民的自由権について、研究報告を行いました。今年は統治の分野だったので、未だ授業で統治を勉強していない二年生には大変難しかったと思いますが、頑張って報告してくれました。
 
後期では引き続き司法の分野を研究し、その後、平和主義、徴兵制、地方自治について研究報告を行っていく予定です。

 

また、加藤ゼミでは各自が報告したことについての論文をまとめて『憲法論文集』を作成します。
 
『憲法論文集』は全員の研究報告が終わった後、各自で発表した内容を一万字にまとめて提出して、12月から1月にかけて編集し、印刷所に持っていって印刷します。約一万字の論文は作成するのはとても大変ですが、全て終えた後に<達成感>を得ることができます。
ゼミの人数は三年生四人・二年生二人と少ないですが、切磋琢磨しながら楽しくやっています。
 
加藤ゼミは厳しそうだと思っている人もいると思いますが、全員が真剣に研究に取り組むゼミは少ないと思います。せっかく法学部に入ったのですから、皆さんもぜひ加藤ゼミで真剣に法律を勉強しませんか?通常は皆で和気あいあいと活動していますので、安心して、来年は僕たちのゼミに是非入ってください!
 
 
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夏合宿 去年は山梨県の富士山がよく見える富士河口湖でゼミ合宿をしました。
 
そのため今年は「海が見える所でやろう!」ということになり、加藤ゼミは、二泊三日で静岡県の網代に行きました。天気は怪しいときもありましたが、ほぼ快晴の天気で海も綺麗でした。ゼミ合宿では四年生も参加してくれてとても盛り上がりました。
合宿では、最近話題になった憲法改正の問題や集団的自衛権行使容認の問題などについて、有名な憲法学者や政治学者、記者などが書いた論文を一つにまとめた本から一つの論文を選んでそれをもとに各自が夏休みの間に調べて、報告をしました。
 
報告では憲法改正や集団的自衛権の報告のほかに、特定秘密保護法の問題点日本国憲法とドイツ法の相違、さらに日本国憲法のEU法の相違などの報告がありました。憲法改正や集団的自衛権の問題は比較的最近のことであり、質問する人はいましたが、ドイツ法やEU法の報告はなかなか手を挙げる人がおらず沈黙する場面がありました。僕自身も外国の法はそこまで学習していなかったので、報告の内容を理解しようとするのが精一杯で、勉強不足だったなと感じました。

 
二日目は、電車とタクシーで、熱海にある「起雲閣」に観光に行きました。
 
その庭の広さにみんなや先生も驚き、帰りは駅まで歩いて熱海の風景を楽しみながら途中で喫茶店に寄りました。その喫茶店四年の先輩から「法科大学院に合格した」というサプライズ報告があり、みんなで喜びました。
 
そして夜はそれに合わせるように夕食の時に直々にホテルの支配人からみんなに鮪の兜焼きをプレゼントされ、とてもおいしく食べました。(勿論、後日ホテルへのお礼状にもそのことを書きました)そして1日の終わりには宴会をして、普段の大学の生活などについて話しをして、楽しく過ごしました。また、暇な時間にはみんなで雑談したり、加藤先生が雑学を披露したり、加藤先生に今後の進路について相談する人もいました。


宿泊した松風苑 とても楽しく過ごすことができました。
ありがとうございました!
 
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これから 後期は引き続き研究報告をしつつ、また平行して夏合宿の報告のレポートを書き、そして憲法論文集の編纂をしていきます。
 
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佐々木君、内藤君ありがとうございました。憲法論集頑張って作成してくださいね!
 



 
ではまた次回!
次回は西下 彰俊ゼミです。
<来週の告知>