2020年2月19日水曜日

法学検定ベーシックの受験結果が発表されました!

余寒厳しき折、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今日は、先月公表されました、法学検定ベーシックの受験結果について、お知らせいたします。


「法学検定」とは、法学に関する学力を客観的に評価する、日本で唯一の全国規模の検定試験です。
法学検定そのものは2000年に始まり、2012年からは、今のようにベーシック(基礎)、スタンダード(中級)、アドバンスト(上級)の3コースで行われています。
企業で人事の際の参考資料として利用されることもあり、ご存知の方も多いのではないでしょうか。


さて、今年度の検定は、2019121日(日)に実施されました。
法学部1~2年次を対象とするベーシックコースの受験者数は、全国で3,799名、そのうち本学で受験した在学生は、125名でした。
今年度からは受験は任意となったものの、現代法学部1年生の約半数が受験しました。

なお、本学は、同検定試験の受験料をサポートしており、所定の申込手続を経た在学生は、無料で受験することができます(【参考】今年度のベーシックコース受験料:4,400円(税込))。


お待たせしました、今年度の実績をご紹介します。
上記、受験した現代法学部1年生125名のうち、約半数に当たる62名が合格しました!
今回、とくに素晴らしかったのは、そのなかに、なんと58点(60点満点)という高得点により、全国2位の好成績をおさめた学生がいたことです!


合格者の皆さんには、次の目標を設定して、ぜひ、さらなる高みを目指してほしいと思います。
これから現代法学部で学ぶ皆さん、法学検定ベーシックの合格を、1年次の目標のひとつとしてみてはいかがでしょうか。
今回受験することができなかった在学生(現1年生)は、来年度も本学のサポートを受けて受験することができますので、検討してみてください。

現代法学部教職員一同、皆さんの挑戦を、引き続き応援しています。

2020年1月23日木曜日

現代法学部開設20周年記念行事報告


現代法学部20周年記念行事委員会委員長
現代法学部教授 藤原 修



 本ブログでもご案内した、現代法学部開設20周年記念式典・パーティーは、20191116日(土曜)午後3時より、予定通り挙行され、来賓、卒業生、在校生ら合わせて100名近い来会者を得て、盛況のうちに終えることができました。
ご来会いただいた皆様に感謝いたします。















島田和夫本学名誉教授による記念講演では、島田先生ご自身の消費者問題研究活動と東京都あるいは国の消費者問題に関する審議会などの社会活動への取り組みが、本学部開設に向けた学部理念の策定に深いかかわりがあったことを明らかにして、学部の理念・特徴がどういうものであるかを改めて明らかにしていただきました。
学長、理事長らご来賓の方々のスピーチも、本学部のこの20年の歩みの中で積み上げた、教育・研究実績への祝意と、今後のさらなる発展に向けた叱咤激励を込めたお言葉をいただき、来会者一同にとり、心に残る記念式典となりました。














式典後のパーティーでは、卒業生、在学生、教職員らがにぎやかに懇談、交歓する機会を得、互いに、それぞれの歩みと絆を確認する良いひと時を過ごすことができました。
来会者すべて、そして学部の10年後、20年後への期待の言葉をもって、本行事を締めくくりました。
 以下に、式典での羽貝正美現代法学部長のあいさつを掲げます。なお、島田先生の記念講演は、来年度刊行の本学部紀要『現代法学』の学部開設20周年記念号に掲載される予定です。














<式典の閉会の辞> 現代法学部長 羽貝正美
現在、学部長を仰せつかっております羽貝です。
本日は、OBOG、そして現役学生のみなさん、多くの教職員・大学関係者の皆様にお越しいただき有難うございました。岡本学長、後藤理事長にはお言葉を頂戴し、心からお礼申し上げます。名誉教授の島田先生には、学部の原点を想起するご講演をいただき有難うございました。このように多くの皆様とこの節目の時を共有できましたことを嬉しく思っています。式典を終えるに際して、一言ご挨拶をさせていただきたいと思います。
ご承知とおり、本学は来年、創立120周年を迎え、秋にはその記念式典も予定されています。本日の学部開設20周年の式典は、本学の120周年記念事業のひとつとして企画され、本日を迎えるにいたったものです。
20年」という節目は、人の年齢で言えば、「成人年齢」にあたります。これまでの歩みを自ら振り返るとともに、これからさらに開拓し、責任をもって進むべき次の一歩を、いよいよ自覚する時期と言ってもよいかと思います。短いようで長い時間というべきかと思いますが、学部としては、この間のさまざまな取り組みを土台として、これをさらに盤石なものとすることが求められています。現代法学部がいかなる学部で、何を大事にして追求している学部か?どのような学生を育成しようとしているか?端的に言えば、現代法学部という学部のアイデンティティを確立し、未来に向けて改めて教職員・学生との間でこれを共有することが必須と思います。
具体的には、現代の社会に生起する、極めて多様で、複雑な、そして新しい課題、端的に言えば現実の社会の要請に応えられるような、しかし同時に、「次の社会をつくるために、法は何を担っているか」、を自覚的に、批判的に研究し、その成果を教育に還元すること、その教育実践を通して有意な人材を育成すること、ここにこれからの現代法学部の社会的使命があり、それは他大学法学部と異なる独自性、現代法学部のアイデンティティそのものと考えております。
こうした試みの一環として、2015年には、かなり大がかりなカリキュラム改革を実施いたしました。少人数教育の重視ということもありますが、従来の消費者、福祉、環境という3分野とともに、総合法、公共政策、ビジネス法というさらに3分野をおこし、6つのプログラムを用意して学生の学びの軸足としています。2~3年次指定であった演習も、34年次の2年継続の授業として、2年次にはその準備的な時間として基礎演習をおきました。また公務員を志望する学生がそれなりにおりますが、彼らを側面からサポートする仕組みも導入いたしました。とはいえ、改革から5年目、まだまだ途中の段階ではあります。この改革の成果を不断に検証しつつ、新たな課題に対応していきたいと考えています。
最後になりますが、今後とも皆様の変わらぬお支援を賜りたくお願いし、閉会の辞とさせていただきます。本日は有難うございました。