2018.3.15 法学検定表彰式@法曹会館 |
皆さんこんにちは。
寒い寒いと思っていたのに、あっという間に暖かくなり、西日本では桜が開花しましたね。大学の桜はまだ咲いていませんが、きっと来週の「卒業式」には綺麗な光景が見られることでしょう。
【外部ホームページへ】一番乗り!高知の桜が開花
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昨日、村本 武志先生と現法さんは、霞ヶ関にある「法曹会館」というところに行ってきました。
【外部ホームページへ】一般財団法人「法曹会|法曹会館」
理由はというと、
今年の法学検定試験で、1年生の合格者が多かったため表彰されたからです。
表彰式(村本先生が表彰式に参加しました) |
去年の1年生よりも2,30人多かったかな?皆さんよく頑張りました。
合格した学生の皆さん、おめでとうございます。2018年度は「法学検定スタンダード」試験に合格するよう勉強を続けてください。
「法曹会館」って初めて入りましたが、結婚式も出来るんですね。
「あれ、現法さん初めて入ったの?」と村本先生に言われ、「じゃあ案内してあげるよ」と、授賞式終了後に、村本先生が案内してくれました。
1階 法律書出版 |
その後「ついでに霞ヶ関も案内しましょう」と、法務省、東京高裁、弁護士会館などを案内してくれました。
弁護士会館 「おー久しぶり!」と知り合いの弁護士さん に偶然会い談笑していました。 |
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さて、今日は【学問のミカタ】。
今回は西下 彰俊先生が寄稿してくださいました。
「長いので3本立てにしてね」とのことでしたので、今回は「その1・プロローグ」として、先生の研究分野、これまでの研究についてを掲載します。
ではどうぞ。
【過去のブログ記事へ】高齢期の福祉向上を目指して~西下彰俊先生にインタビュー~第1回
【過去のブログ記事へ】高齢期の福祉向上を目指して~西下彰俊先生にインタビュー~第2回
【過去のブログ記事へ】私たちのゼミ合宿を紹介します!~西下ゼミin仙台 2泊3日~
【過去のブログ記事へ】~海と兵士~ボランティア活動を通じて知る『絆』
【過去のブログ記事へ】毎年学園祭に参加するゼミ・・・その名も西下ゼミ!
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常識を超えるためのメソッド
(その1・プロローグ)
西下 彰俊
私の研究テーマは、高齢者介護政策の比較研究です。
20年ほどスウェーデンの介護政策を研究してきましたが、現在は、韓国、台湾など東アジアにも関心を広げ、特にここ数年は、介護政策だけでなく、高齢者虐待と認知症ケアに焦点を当てて比較研究をしています。
また、孤立死問題にも強い関心を持っています。研究のトピックスは多義にわたっており、外国人介護労働者の労働環境にも注目し全国調査も行いました。このようにトピックスは拡散するばかりですが、共通する軸は、虐待の被害にあう高齢者、認知症高齢者、外国人介護労働者、孤立した高齢者の「人権」をいかにして守るかという視点です。
私は、社会学の視点に立ちながら実証的な方法論を用いて介護政策の比較研究を行っています。
よく言われることですが、社会学という学問の特徴は、「常識」を括弧に入れることです。常識を括弧に入れるとは、具体的にどうすることなのでしょうか?
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結論を先に申し上げるならば、自分が既に持っているものの見方・考え方や知識を疑うことに他なりません。このメソッドを駆使し常識を超えることを意識しながら、介護政策比較研究の新たな世界に辿り着こうと日々奮闘しています。
西下ゼミ 短期研修ゼミ合宿(韓国) |
これは授業でもよく言っていることですが、私の授業内容を鵜呑みにしてはいけないですと。
常識を括弧で括ることの必要性を説いている私が、意図せず無意識のうちに根拠のない常識を前提にした判断をしているかもしれないからです。誰しもそうですが、専門外のことに関しては、括弧で括ることができていないことが少なからずあります。
以下では、若干の重要なトピックスについて常識を超えることでどのような世界の一端が垣間見えるか、具体的に明らかにしてみましょう。
<続く>
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西下先生ありがとうございました。
さて、次回の西下先生ブログは「常識を超えるためのメソッド(その2・スウェーデンは高福祉高負担の国でしょうか?)」です。お楽しみに!