西下ゼミ 仮設住宅最後の夏祭り(盆踊り)休憩時の記念写真 |
皆さんこんにちは。
だいぶ寒くなってきました・・・学内は紅葉が終わりかけています。ちょうど公孫樹が綺麗ですね。
綺麗な公孫樹も、お掃除の方にとっては大変なようです。雨が降ると落ち葉が水を含み、とても重くなり、掃きにくくなるとのこと。
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さて、今日は学問のミカタ、テーマは【文化祭】
西下 彰俊先生が寄稿してくださいました。
【過去のブログ記事へ】高齢期の福祉向上を目指して~西下彰俊先生にインタビュー~第1回
【過去のブログ記事へ】高齢期の福祉向上を目指して~西下彰俊先生にインタビュー~第2回
【過去のブログ記事へ】私たちのゼミ合宿を紹介します!~西下ゼミin仙台 2泊3日~
【過去のブログ記事へ】~海と兵士~ボランティア活動を通じて知る『絆』
西下ゼミは、毎年東京経済大学の学園祭である【葵祭(あおいさい)】で、展示発表を行っています。
今年葵祭で発表したゼミは、全学で2団体しかないので、長年葵祭に貢献している数少ないゼミのひとつと言えましょう。
【葵祭実行委員会ホームページへ】展示団体紹介
ではどうぞ。
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大船渡市盛町で夏祭りボランティア活動を行った 際にいただいた、山車の一部を葵祭に展示しました。 |
学問のミカタ 11月『大学祭とゼミ展示』
現代法学部 西下彰俊
もう11月も下旬に入った。
<に・し・む・く・さむらい>のサムライの月である。
さむらいは士と書き、十と一で構成されるから11月のことを指している。
に・し・む・く・さむらいとは何か。そう、月末が31日でない月(小の月)の組み合わせである。2月、4月、6月、9月そして11月。
と、小学校の担任のK先生が語っていた。
さて、今月のお題は、文化祭。何故、このお題なのだろうか。11月は文化の日があるからだろうか。高校までは文化祭なのだろうが、大学では学園祭または大学祭。高校時代の文化祭には、あるお伝えしたい思い出があるのだが、このブログにはふさわしくない。
ということで、本学の葵祭という学園祭と私のかかわりについて、話を進めさせていただく。小生は、名古屋の前任校の時代から大学祭のゼミイベントを毎年ではないがやっていた。その流れもあり、本学着任後大学祭の中でゼミ展示を行っている。毎年欠かさず葵祭に展示団体として参加しており、今年で12回目となった。
西下ゼミでは、IT全盛のご時勢に、模造紙に展示内容を貼り付けるという頗るアナログな展示をしている。継続生を軸にゼミ生25人を5グループに分け、グループ内でテーマを設定し、グループワークしながら、大学祭前日の準備の日までに完成させる。
3日間のゼミ展示期間を、10:00‐13:30と13:30‐16:00のシフトに分ける。どの曜日、どの時間帯にお客様がいらっしゃりご質問があっても対応できるように、5つのグループのメンバーが必ず一人入るシフトにしている。また、準備の日と後片付けの日もゼミメンバーがどちらかに必ず入るシフトを組んでいる。3日間で200名程度のお客様に展示内容をご覧いただいている。毎年お越しいただく常連様は、正門前の『竹茂食堂』のご主人(本学OB)。ゼミ展示のポスターも毎年食堂内に掲示していただいている。また、常陸太田市のS様は、車椅子を利用されているが、毎年遠路お越しいただいている。
写真1 山車の様子 |
例年のゼミ展示では、スウェーデン、韓国、日本の高齢者ケアを取り上げるグループがあるのだが、今年は「ボランティア実践と考察」に関する展示オンリーであった。今年のゼミ活動の最大の特徴は、8月上旬、明治大学のSゼミと連携して、岩手県大船渡市盛町の夏祭りの準備ボランティアを数日間行い、夏祭りの本番にも参加したことである。11の町内会ごとに山車を作り山車とともに練り歩くという経験はなかなかできないことである。ほとんどのゼミ生がこの夏祭りボランティアに参加した。
仮設住宅の皆様と思い出の一枚 |
翌日早朝バスに乗り、明治大学有志学生5名とともに仙台市若林区卸町5丁目公園仮設住宅へ。2012年から毎夏うかがい、環境整備型ボランティアとコミュニケーション型ボランティアを実践している。今年は仮設住宅の最後の夏祭り。皆で準備し祭り本番にも参加した。翌朝、これも2012年から毎夏うかがっている仙台市太白区あすと長町仮設住宅で環境整備型ボランティア。午後は、仙台市宮城野区仙台港背後地仮設住宅での夏祭りの屋台ボランティア。この日も、明治大学生有志が参加してくれた。
今年は、葵祭でゼミ展示をするという毎年のルーティーン(五郎丸!)に加え、葵祭翌日の後片付けの日の午後から、国分寺市内の高齢者複合施設ミンナでの2回目の音楽ボランティアを実施した。本学から「国分寺周辺地域活動助成費」の補助金を受け9月から実施している。来年1月、2月にも同じ施設で音楽ボランティアを実施する予定。毎回8曲程度を入居高齢者の皆様と歌う。ゼミ生が曲に合わせて発するカスタネットとトライアングルの音色を、皆様に懐かしんでいただいている。
被災地と地元の両輪で実践するゼミのボランティア活動。ボランティアの輪をさらに拡げるために、2016年度『ボランティアのゆくえ』という特別企画講義を展開する。
今年は、夏休みボランティア4か所、音楽ボランティア4回、葵祭ゼミ展示、西下ゼミ同窓会とイベントが目白押し。最後は、ゼミ論提出と『カレードスコープ』という名のゼミ論集の制作。<ゼミする東経大>の一つの形を実践している。
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西下先生ありがとうございました。
ではまた次回!